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なす(茄子)

なすはインドが原産の野菜で、夏が旬です。暑い時期には成長もよく、タンニンが減って肉質も柔らかく緻密になります。

10cm前後の細長い卵形のなすが一般的ですが、全国には170種類以上のなすがあります。小なすや九州の長なす、京都の加茂なすや大阪の水なす米なすなどがあり、形によっても色々な味わい方があります。


なすの皮のつややかな黒っぽい紫色はアントシアンという色素によるものですが、この色素は紫外線の中のある波長に当たることで形成されるので、紫外線にたっぷり当てて栽培しないとあのきれいな色は出ません。

このアントシアンの一種、ナスニンには抗酸化作用がありますので、動脈硬化の予防効果が期待できます。

水分が約93%を占め、栄養的にはあまり特徴がありませんが、食物繊維やカリウムを含んでいます。
カリウムはナトリウムとバランスを取って、余分なナトリウムを体外へ排出する働きを促進しまので、血圧を下げる効果があります。

また、副腎皮質や肝臓などに存在するコリンという機能性成分を含んでいますので、肝臓の働きをよくする効果も期待できます。

なすを選ぶポイント

・皮が濃い紫色でつやがあり、傷がないもの
・ヘタの切り口がみずみずしく、とげが痛いくらいのもの
・さわった時に張りがあり、弾力を感じるもの

なすは切り口が空気に触れると、酸化して茶色になります。なるべく調理の直前に切って、そのまま使うようにしましょう。アク抜きのために水に浸ける時には短時間で。浸け過ぎるとなすの旨みも失われてしまいます。


寒さに弱いので、冷暗所で常温保存がベスト。冷蔵庫に入れるときは、ビニール袋に入れて新聞紙でくるんで野菜室に入れる方法がいいでしょう。長期間の保存にはむかない野菜ですから、早めに使い切るようにしましょう。