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モロヘイヤ
エジプトが原産地の野菜で、日本では1980年代に入ってから栽培が始まりました。
旬を迎えるのは7月から10月頃までで、若い茎や葉を食用にします。
モロヘイヤは別名「王様の野菜」といわれています。。病気に罹ったエジプト王がなかなか治らず苦しんでいたところ、モロヘイヤのスープで治癒したという伝説があるからだそうです。
モロヘイヤはカルシウム・カロテンを多く含み、その他カリウム、鉄、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEなども豊富です。
カロチンの含有量は野菜の中ではトップクラス。カロチンには老化の原因である活性酵素の働きを抑える効果があります。
体内に入るとビタミンAに変化して、細胞の老化を遅らせて、皮膚や血管・粘膜を丈夫にしてくれます。
また最近では、ガンの予防や老化を防ぐことが明らかにされています。
日本人が不足しがちなカルシウムを多く含んでいますので、モロヘイヤを積極的に摂ると、骨粗しょう症を予防し、カルシウム不足によるイライラを解消してくれます。
ビタミンCは鉄分の吸収を助ける働きがあるので、貧血、めまい、息切れなどの症状の改善に役立ちます。また美肌や免疫力を高める効果もあります。
食物繊維も豊富に含んでいますので、便秘の改善に役立ち、体内の発ガン物質を体外に排出する手助けをします。その上、コレステロールの吸収を抑え、糖尿病・高脂血症・動脈硬化など生活習慣病をを防ぐ働きもあります。

モロヘイヤを刻むとネバネバが出てきます。このネバネバの素は「ムチン」という成分。
ネバネバとのムチンを含む食品にはほかに、オクラ・山芋・長芋・なめこ・里芋・納豆・つるむらさき・れんこん・明日葉・昆布などの海藻類などがあります。
ムチンは糖とタンパク質からできた物質で、糖の吸収を遅らせ、食後に血糖値が上昇するのを抑える働きがあるので、糖尿病などの予防に効果があります。また胃壁を保護する働きもあるので、消化不良や食欲不振を防いで胃を健康に保ってくれます。
タンパク質分解酵素をもっているので、タンパク質の消化促進効果があります。夏バテしやすい時期に、オクラや山芋、モロヘイヤなどを食べるのは理にかなっているといえます。ただ、ムチンのもつタンパク質分解酵素は熱に弱いので、加熱控えめで調理するのがいいようです。
購入する時には、葉の色が濃い鮮やかな緑色で柔らかく、切り口が茶色く変色していないものを選びましょう。
栄養効果の高いモロヘイヤですが、ほうれん草と同じシュウ酸を含んでいて、シュウ酸を大量にとりすぎると結石をおこすと言われています。普通に食事で食べる量なら、さほど気にする必要はないと思いますが、茹でて使うときは、さっと茹でてから水にさらすとよいでしょう。
乾燥や夏の高温にも強いため、家庭栽培も容易ですが、モロヘイヤのタネには毒があります。子供が口にすることがないよう保管と取り扱いには気をつけましょう。